テンヨーのスポンジボールの代替品はあるか?
薄汚れたスポンジボールを使い続けているマジシャンも存在する。特にマジックバーなどの飲食店において、人(客)に握らせる無神経さ・無頓着さには驚かされるばかり。
名乗れば誰でもプロになれる世界なので、そういう「マジックの現象にしか興味がない」マジシャンは多々存在する。
自分自身は、スポンジボールは定期的に洗濯するし、少しでも痛みが見えたら捨てる様にしている。つまり、スポンジボールは消耗品である。
あと、汚れたとか痛んできたなどの経年的な理由でなくても、インパクトの強い現象(手の中でスポンジボールが増殖する)なので、小さな子供とか返してくれない時がある。安いものなので、そのままあげることも多々ある。
そのため、むしろ汚れて捨てると言うより、そのままあげてしまって消費する方が断然に多い。実際に捨てるのは練習用であり、本番で使い倒したことはない。)
そう言う理由もあり、スポンジボールの消費量は多く買いだめをしていた。
ここ数年は準備をしてまでマジックをすることも多くなく、かつて買いだめでした分で事足りていたのだ。しかしながら、徐々に数が減ってきたので、久々にスポンジボールを買いに行ったら衝撃の事実が・・・。(以下、本題)
なんと、ボールだけの単品はなく、無用不要なガマ口(がまくち)との抱き合わせ販売セット販売しかないとのこと。
お値段1,800円(税別)←税込で考えたら、ボール1個がおよそ500円!
値段の高い低いの問題もあるけれど、消耗品の部分だけが買えないってどういうことか。ホッチキス[ステープラー]の本体と一緒じゃないとホッチキスの芯(針)[ステープル]が買えない、あるいはシャープペンシルの芯が売ってない!のと同じくらいの衝撃がある。
年末忘年会で隠し芸で披露する必要がでてきたような方ならいざ知らず、常識ある普通(?)の手品師なら、スポンジボールは買い換える・買い足すことが多々ある。買い直さないのは最初に紹介した様な三流バーマジシャンくらいなんだけれどね。(でも結構多いんんですよ、三流バーマジシャン。まぁ、換言すると、バーなんかでアルバイト程度でやっているマジシャンなんてほとんどが社会不適合者で、その程度に人間ですが。)
普通のおもちゃメーカーが発売しているのなら理解できる。だが、社名にテンヨー(天洋)を冠する、手品界(マジック界)での超老舗・超大御所の(株)テンヨーが、単品スポンジボールを扱ってないってちょっと信じられない。むしろ、悲しさすら感じる。
様々な娯楽が溢れる時代、効率を優先した経営面などの大人の事情と言うものもあるのかもしれない。でも、得も言われぬ違和感がある。
他のメーカーで、使いやすいのがあるといいのがあるといいんだけれど・・・。