外出、旅行

台湾旅行:關子嶺編(関子嶺編):<2日目>

2017年10月07日(土)
○碳焼杏仁茶 [Google map]
 
朝食のお目当てのお店(?)「碳焼杏仁茶」へ。駅からは少し離れているけれど、歩けない距離でもないのでとぼとぼと歩く。
民族路をまっすぐ東へ歩いていると、下調べした通りに、道に椅子が並べられたお店(?)が見えてきた。屋台でもないし、お店と言うにも少し違うけれど、とにかくそこが目的地の碳焼杏仁茶。7時前だけれど、先客が二人。
とりあえず、空いている席に座り「一人です。」と伝えると、おじさんから油条を出される。
それからおもむろに杏仁茶を作り出してくれる。途中で「卵はいれるのか?」と聞かれた。孤独のグルメ風に心の声としては『卵を入れても美味そうだな。』っと思い、と卵もお願いする。
程なくして、カップが手渡されて、右手にカップ、左手に油条の状態。・・・写真が撮れない。ひとり旅の辛いところ。
代金は40NTD。
とりあえず先客の二人を少し観察して、食べ方を確認する。油条を杏仁茶につけて食べるようだ。つけずに食べてもいいけど。
杏仁茶は少し味がきついくクセがある。けど、台湾的には普通な濃さ。

○朝市(共和路)
碳焼杏仁茶のあるロータリーから北に延びる道で朝市を発見したのでぶらぶらしてみる。
とにかく、バイクが多い。自転車感覚でバイクが往来しているので、のほほんとしていると轢かれそうになる。活気がすごい。夜市と違い、食材がメイン。バイクに轢かれないように気をつけながら見学。

○嘉義客運
関子嶺温泉へ。
嘉義を出発するバスは、嘉義客運のバスステーションでも乗れる。しかし、始発はここではなく、駅前のバス停の模様。(※google mapが示すバス停は反対側のような気がするのだが)
いずれにせよ、先客は4人ほど。バスステーションのインフォメーションで事前に乗り方を確認。乗る時と降りる時に一卡通をタッチするらしい。

○関子嶺温泉街
嘉義客運のバスに乗ること約1時間。9時には到着してしまう。人気[ひとけ]はまばら。

○靜樂館(静楽館)[Google map]
30分ほど近くをぶらぶらしたけれど、めぼしいものもないので、早速1件目の目当ての靜樂館へ。
まだおかぁさんが掃除をしていた。受付のご主人に「温泉に入りたいんだけれど、いくら?」と聞くと「一人はなくて、二人料金で1,500快(5,700円)だよ。」と言われる。た、高すぎる。そんなはずはない。とりあえず一旦はお断りして、その場でiPadにてネットで調べる。
1時間料金と言うのがあるらしいので、「1時間のやつ」と伝えると今度は「500快」だよ。と言われる。

 奥の方に個室になったお風呂がいくつかあって、その一つに案内される。朝、早すぎるのもあって、待たされることはもちろん、他のお客さんを見かけることもなし。
 iPad miniとカメラをカウンターで預けて、今回の旅行の目的の泥温泉を早速堪能する。
 独特の香り(臭いとも表現出来る)も楽しみつつ、あっという間の一時間。

 ちょっと用事があって、iPad miniのsimカードとiPhone SEのsimカードを入れ替えたくて、針金を借りようとして、「simを取り出したいので、針みたいなのを貸してください。」と伝えたところ、「本当の針」を貸してくれた。どうにか事足りたけれど、お店のカウンターで「そこで作業していいよ。」とか言ってもらって気を使ってもらう。
 その後、入り口のソファーで小一時間ほどゆっくりさせてもらった。
 子猫がいたけど、すぐにソファーの裏に隠れてしまって撮影できず。

 とにかく、悠久と時間がながれ、癒される時を過ごせた。また来たい。と早速思う。

○懐香食堂[Google map]
 9時に着いたけれど、靜樂館でまったりしてすでに11時。
 懐香食堂まで歩いたらちょうどいい時間なので、てくてく歩く。
 途中のものすごい階段でショートカットしてみる。

 案内された席について「日本語のメニューはありますか?」と聞いたけれど、どうやら無いよう。
 しかし、ここからが台湾人の親切さが爆裂。
 おねぇさん(と言っても小学生高学年くらいのお子さんがいてそうな妙齢ですが)が、自分のiPhoneでメニューの写真を出して、色々と説明してくれたり、私の拙い中文にも一所懸命に対応してくれて、忙しい時間に余計な時間を割いてくれた。
 一昔前のお笑い芸人のネタでは無いけれど「惚れてまうやろぉ。」ってなってしまうところだった。料理を食べる前から、靜樂館同様に「また来たい。」と思ってしまう。恐ろしい国だ、台湾。
 ただ、10月だというのに30度を軽く超える気候、そして天気も良く、(暑気あたりなのか)食欲を奪われてしまっていて、半分くらい残す羽目に。ほんと、申し訳なかった。料理はどれも美味しかっただけに余計に残念。
 帰り際に「少食で申し訳ない、今度は絶対友達とか連れてきます。」と言ったところ、満面の笑みで「歡迎!」って言ってもらえる。「申し訳なさ」が半分、「惚れてまうやろぉ。」が半分で店を出た。


・サービスでつけてくれた料理。

○関子嶺統茂温泉会館
腹ごしらえが終わって、次の温泉へ。
こちらは、400NTD(飲み物着き)。プールもある。
ここでも受け付けから、スタッフがみなさん親切。
なお、10NTDかかるものの鍵付きロッカーもあるので、安心。
温泉自体は水着着用とは言え、撮影禁止なので、写真はない。
泥パックと温泉を堪能して、更衣室で着替えていたら、就学前くらいの男の子が近づいてきて、「海パンの紐を結んでくれ。」と言ってきた。結んであげて「好吗?(いいかい?)」って聞いたらちょっと緩かったらしく「もっと強くして。」と言われて結び直してあげて、「いいかい?」と聞くと「うん」と頷いて走って行った。
こう言うのもなんだかほっこりする。

○浴衣まつり?
夕方から、日本の浴衣を着るイベント(?)のようなものが開催されるよう。浴衣すがたのカップルや、会場ではプレイベントのようなものが開催されていて、日本語の歌(たぶんアニメソング)がずっと流れていた。
日本の文化を愛してくれる台湾人。
日本から教育やインフラの提供を受けたが、今やなんでもかんでも「日帝残滓ニダ!」とか言って、日本を敵視する某国。敵視しているくせに、プライドなく強請りと集りを続けている某国と比べて、両国とも日本に近いだけにコントラストが際立つ。
これからも台湾と日本がお互いを尊重していければと節に願う

○帰路
 夕方15時半ごろ。
 もう一軒くらい温泉にはいるかどうか悩んだけれど、気になること(Booking.comのミスによる一方的な宿泊キャンセル)もあったので、嘉義への帰路につく。
 バスは途中まで完全に貸切状態。ほんと、また来よう。

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