裁判傍聴
土曜日も仕事、日曜日も金沢まで出張と続いたので、月末にも限らず有給休暇を取得する暴挙に出てみた。
せっかくの平日の休みなので裁判の傍聴に行って見た。
地裁の刑事裁判
まずは窃盗犯の審理。
窃盗の執行猶予(1年6ヶ月)中に置き引きをしたり、就職先の同僚の財布を盗むと言う、もうほとんど病気なダメダメくん(見た目20代前半)。
弁護士「執行猶予中なのに、何故こんなことをしたの? 次は刑務所とか思わなかったの?」
被告「忘れていました。」
弁護士「え?」
って、そりゃ「え?」ってなるよね。
検察官「二度と同じ過ちを犯さないと言い切れますか?」
被告「はい。」
検察官「具体的にはどうやって?
前回の判決のときに、真面目に働いて二度と同じような罪を犯さないって誓約していますよね?。
しかし、今回は働いているところで窃盗をしていますよね?
それなのに、何故しないと言い切れるのですか?」
被告「反省していますから」
検察官「前回も反省したんですよね?」
被告「・・・」
この被告、弁護士と検察官にずっと責められっぱなしで、結局具体的な再犯防止の具体策はなかった。
(女性)裁判官も暇そうで、ずっと「枝毛」を気にしていじっていたり、付き添いの警官も半分寝てた。
他にも1億円の詐欺事件を起こして、弁済意思があるという被告
検察官「どのように弁済するつもりですか。」
被告「(専門分野の)本を出し、売り上げを弁済に当てます。」
検察官「本を出版して? その話は具体的にどこまで進んでいますか?」
被告「(良くぞ聞いてくた!と言わんばかりの嬉しそうな口調で)実は半分ほど書きあがっています。」
検察官「いや、そうではなくて、出版の具体性についてどこまでと言う意味です。」
被告「出版についてはまだですが、講談社とかに持ちかけて出版しようと考えています。」
(出版社が出版するという自信はどこからくるんだろう)
検察官「つまり、何も決まっていないわけですね。そんなのでどうやって返済するおつもりですか。」
被告「・・・」
っと、基本的に検察官の突っ込みは淡々と的確で面白かった。
あと、お昼ご飯はすぐ横にある天満警察署地下1Fにある食堂。好きなおかずをチョイスして精算するタイプ。写真のセットで450円。
もちろん、メインで利用するのは警察官。
制服を着た警察官に囲まれて、壁には指名手配犯のポスターが張ってあるそんなシュールなシチュエーションで食べるのもまた一興でよかった。
安いし、味も悪くないので、営業で近くを回っていたら今後は普通に利用しようかと思う。