ノーベル平和賞受賞団体
受賞履歴
- 1997年:地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)
対人地雷の禁止および除去に対する貢献 - 1999年:国境なき医師団(MSF)
アフリカ・アジア・南米の各大陸における、その先駆的な人道的活動に対して - 2005年:国際原子力機関(IAEA)/モハメド・エルバラダイ事務局長
原子力エネルギーの平和的利用に対する貢献 - 2013年:化学兵器禁止機関(OPCW)
化学兵器の排除のための多大な努力 - 2015年:チュニジア国民対話カルテット(TNDQ)/他と少し毛色が違うけど。
ジャスミン革命後の民主化への貢献に対して - 2017:核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
核兵器の使用による、人類への壊滅的な結果に注目を集めさせ、その廃絶のための核兵器禁止条約(TPNW)締結を達成した画期的な努力に対して - 2020年:国際連合世界食糧計画(WFP)
飢餓克服への努力、紛争地域の平和のための貢献、そして飢餓を戦争や紛争の武器として使用することを防ぐための努力において原動力としての役割を果たしたことに対して
団体説明
- 地雷禁止国際キャンペーン(International Campaign to Ban Landmines、略称:ICBL)
対人地雷の製造と使用の廃止を目指して結成されたNGO(非政府組織)の連合体である。 - 国境なき医師団(Médecins Sans Frontières[仏]、略称: MSF)
1971年にフランスの医師とジャーナリストのグループによって作られた非政府組織(NGO)で、世界最大の国際的緊急医療団体である。
国際援助分野における功績によって、1999年にノーベル平和賞を受賞した。 - 国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、略称:IAEA)
国際連合の保護下にある自治機関である(国連の専門機関ではない)。
本部はオーストリアのウィーンにあり、トロントと東京の2か所に地域事務所、ニューヨークとジュネーヴに連絡室がある。 - 化学兵器禁止機関(Organization for the Prohibition of Chemical Weapons, OPCW)
化学兵器禁止条約(CWC)に基づき、1997年に設立された国際機関である。化学兵器の禁止と拡散防止のための世界的な活動を目的とする。本部はオランダ・ハーグ市。 - チュニジア国民対話カルテット(Tunisian National Dialogue Quartet)
チュニジアのジャスミン革命の後、多元主義、民主主義の考えに基づき、政治、宗教抗争における対話を仲介し、平和的に政権移行を行った4つの団体のことである。2013年の夏に結成された。 - 核兵器廃絶国際キャンペーン( International Campaign to Abolish Nuclear Weapons、略: ICAN )
各国政府に対して、核兵器禁止条約の交渉開始・支持のロビー活動を行う目的で設立された国際的な運動(キャンペーン)の連合体である。
赤のピースマークで弾頭(加害の主体を成す部分)がへし折られたミサイルのイメージがシンボルになっている。 - 国際連合世界食糧計画( United Nations World Food Programme、略称:WFP)
食糧欠乏国への食糧援助と天災などの被災国に対して緊急援助を施し、経済・社会の開発を促進する国際連合の機関である。
(参考、出典:ウィキペディア)