久々の日本食です。
前置き
ゼロコロナ政策の名の下に徹底した患者の隔離政策をとって来た中国が、ここに来て突如としてゼロ・コロナ政策を放棄し、ほとんどの規制を一気に解除した。
当然、感染が瞬く間に広がる事態に陥った。そして、わずか数日で医療崩壊を起こす事態となった。この1、2週間での感染率は8割、9割とも言われている。(当然、中国共産党の大本営発表では、ゼロ・コロナ政策も大きな成果をあげて、解除後も問題はなく、政府の方向転換は大正解である。と言う発表しかない。その反面、実際問題として、政策への疑問や現状の問題に声を上げた若者たちの消息不明が相次いでいる。)
まぁ、人権とか医療崩壊などを気にしなければ、それはそれで中国は世界に類を見ない速度で集団免疫を獲得するのかも知れない。
一方、日本(および世界)は数年の歳月を消費しながら対策を講じて、その結果として徐々に規制を緩和してきた。そして、最近になって多くの地域から観光客をやっと受け入れられる状態になった。
もちろん、中国からの入国においても、特に問題なく受け入れるはずだったが、上記通り、突然の方針転換。しかも感染拡大を招きつつ放置されている状態。当然、日本を含め世界各国が中国に対して一定の規制(入国時のPCR検査など)を行うことに。ただ完全に受け入れ停止ではないので、一定数の観光客は来日している。ただし、旅費がバカ高い上に、中国国内の対応で中国人の訪日観光ビザが富裕層にしかおりない状況がある。そのため中国からは富裕層しか来日できない状況ではあると思われる。
それでも、日本の人口から見たら、中国人の少数であっても日本にとっては大きな影響があり、中国的には少数とはいえ春節で中国からの訪日客は確実に増えている。
久々の日本食です。
そしてやっと本題。
そんな状況をとあるニュース番組が取り上げていた。
(中国人観光客にインタビュー後に食事をする様子を映しながら)
レポーター:「数年ぶりの日本来日ということで、今日のお昼は日本食、ラーメンです。」
・・・いや、確かに日本のラーメンは、独自の文化を遂げてきたと思う。けれど、ラーメンはやっぱり日本食ではないでしょ?という違和感。百歩譲って、天津飯は日本食かも知れないけれど。
ただ、ラーメンを日本食とか言い出したら、キムチを韓国料理と言い張る韓国人と同じレベルに落ちてしまう。キムチは中国の白菜泡菜に、日本から伝来した唐辛子を混ぜ合せた、アレンジ料理。つまりキムチは正式には「韓国風白菜泡菜」と言う中華料理。もちろん、現在の形にまで昇華させたのは朝鮮・韓国人だが、発展させたことと発祥とはまた別の話。