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ビューティフルドリーマー/2020年

ストーリー
映画研究会部員のサラは、部室で「夢みる人」という脚本とフィルムを発見。早速映写してみるが、それは未完のままだった。その映画は撮ろうとすると必ず何かが起こるいわくつきのものだと聞き興味を持ったサラは、部員たちを説得し、映画制作を始めるが…。

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 元ネタ(うる星やつら2「ビューティフルドリーマー」)を知らないと全くもってわけがわからないと思う。
 そして、元ネタを知っていて見ても、何が言いたかったのかわかなかった。
 エンドロールの後に、「続編」っぽい映像が挿入されているけれど、それを以て全体像がわかるようになるのか?
 (私の理解力不足で、伏線を見落としているのかも知れないけれど)リコさんが撮影途中で急にいなくなった(連絡が取れなくなった)理由もわからない。途中でスマホを気にする謎のシーンはあったけれど、伏線というにはこれまた謎だし。まさかこの失踪が「いわく」の設定なのか?
 それにしても序盤で強調されていた「いわく」については、全くもって触れられていない。いわく的なことが起こるわけでもなく、いわくを克服するわけでもなく・・・。
 そして、最後のシーンで、連絡が取れなくなっていたリコさんが帰ってきたけれど、失踪の原因もわからない。さらに、なぜジオラマの建物を撮影するのが、最後のシーンなのか・・・。本家の「ビューティフルドリーマー」もうろ覚えなので、見直すと繋がるのかも知れないけど。
 終盤に、露出についての論議だと思われる場面があった。アパチャーについて、2.8と3.2のどっちが良いとか言及していたが、正直なところ3分の1段では言うほどは変わらない。このシーンは何だったのだろう。と謎が多い。

 個人的には、さくら先生の役者さんはハマり役だったと思う。本件とは関係なく、うる星やつらの実写版があったとしたら是非とも配役されて欲しいところ。

 全体を通して、学生たちの熱量と言うか、ノリでどうにでもこうにでも楽しく過ごせる時代の感覚は、懐かしさも感じられて良かったけれど。
 何をやっても熱くなれる時代(年代)は良いものだ。

 結論としては、うる星やつら2の方のビューティフルドリーマーが見たくなった。
 さっそく、U-NEXTで検索してみたけれどなかった・・・。

© 2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会

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